ウズベキスタン旅行9日間モデルプラン|主要4都市を効率よく巡った体験談

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はじめに:ウズベキスタン旅行は何日必要?9日間モデルプランを紹介

「ウズベキスタン旅行って何日あれば回れるんだろう?」

初めて計画するとき、誰もが悩むポイントだと思います。私自身、ガイドブックを読んでも距離感や日程感がよくわからず、不安を抱えながら旅立ちました。

結論から言うと、9日間あれば主要都市(タシュケント・ヒヴァ・ブハラ・サマルカンド)を効率よく周遊できます。

理由はシンプルで、首都タシュケントを起点に国内線と高速鉄道を組み合わせれば、それぞれの都市を1〜2日ずつ観光しながら一周できるからです。

この記事では、私が実際に体験した9日間のスケジュールを日ごとに紹介します。成功した点や「ここはこうすればよかった」という反省点も交えているので、これからウズベキスタンを旅する方にとって安心して真似できるモデルプランになるはずです。


ウズベキスタン9日間の周遊ルートと日程の全体像

今回のルートは、タシュケントを出発点に、飛行機でヒヴァ(ウルゲンチ経由)へ飛び、そこから鉄道でブハラ、サマルカンドを巡り、最後に再びタシュケントへ戻るという流れでした。

  • 滞在日数:9日間(現地8日間+帰りの機内泊1日)
  • 訪問都市:タシュケント → ヒヴァ → ブハラ → サマルカンド → タシュケント
  • 移動手段:国内線+寝台列車+高速鉄道

主要都市を一周するのに必要な時間感覚をつかんでいただけると思います。


1日目:成田からタシュケントへ|到着とホテル事情

午後の便で成田を出発し、タシュケントには夜20時頃に到着しました。

到着後は空港で両替をしました。街中ではクレジットカードも増えてきていますが、バザールやタクシーは現金払いが基本なので、最初に現金を確保しておくのが安心です。通信はeSIMを準備していたので、到着直後から問題なく使えました。

翌朝は国内線に乗る予定だったので、市内中心ではなく空港近くのShoxjahon Hotelに宿泊。

1泊4,000円台と格安でしたが、大学生風のスタッフがとにかく親切で、旅の最初に温かい歓迎を受けられました。夜着いて寝るだけなら十分おすすめです。


2日目:国内線でヒヴァへ移動|イチャン・カラ観光モデルプラン

朝7時半の国内線でウルゲンチへ。空港から車で40分ほど走るとヒヴァに到着します。

ヒヴァの見どころは、塀に囲まれた世界遺産「イチャン・カラ」。マドラサやモスク、遺跡が点在しており、中世の町並みにタイムスリップしたような感覚を味わえます。

塀の外にある博物館にも足を運びましたが、残念ながら休館日で入れませんでした。

夏は日が長く夜9時頃まで明るいので、丸1日あれば主要な観光スポットを十分回りきることができます。

宿泊はArkanchi Hotelというイチャン・カラの中にあるホテルに泊まったので、アクセス最高でした。


3日目:ヒヴァからブハラへ|寝台列車の移動体験

この日は移動がメイン。朝8時半の寝台列車に乗り、夕方4時過ぎにブハラへ到着しました。所要時間は約8時間です。

4人部屋のコンパートメントは冷房がなく、真夏はかなり過酷でした。車内販売はほぼないため、水と軽食は必携です。私は2リットルのペットボトルを抱えて乗り込みました。

ブハラ到着後はカラン・モスクやミナレットを軽く見学するくらいの時間的余裕はありました。


4日目:ブハラ観光モデルプラン|旧市街を徒歩で満喫

ブハラは旧市街全体が見どころで、イスマーイール・サーマーニー廟アルク城、ボロハウズモスクなどを丸1日かけて観光しました。宿泊していたのはラビハウズ広場近くだったので、徒歩で回るには便利でした。

ただし石畳が多く、長時間歩くと足がとても疲れます。街中には小さなスクータータクシーが走っていたので、うまく使えば移動が楽になったと思います。


5日目:ブハラからサマルカンドへ|午後便で失敗した理由

この日は午後3時半の列車でブハラを出発し、約1時間半でサマルカンドに到着する予定でした。

しかし、午後発にしてしまったのが失敗でした。ブハラの主要な観光地は前日に見終えていたので、炎天下で時間を持て余すことに。

サマルカンドは見どころが多い都市なので、午前便で移動して観光時間を増やせばよかったと反省しました。到着後はティムール廟とレギスタン広場を観光。夜のライトアップは必見です。


6日目:シャフリサブス日帰り観光|タクシー体験談あり

この日は少し足を伸ばして、ティムールの故郷シャフリサブスへ。サマルカンドから乗り合いタクシーで片道2時間半ほどです。

本来であれば半日ほどで帰ってこられる予定でしたが、現地の運転手に丸一日付き合わされ、結局サマルカンドに戻ってきた時には19:00でした。ぼったくられて600,000スムも払う羽目になりましたが、なぜかタクシー運転手の家で2度も食事をご馳走になったので、トントンだったかも知れません。

夜は再びサマルカンド市内へ戻り、ライトアップされたレギスタン広場を見学しました。


7日目:サマルカンド観光モデルプラン|観光名所と鉄道移動

午前中はシャーヒ・ズィンダ廟やビビハニム・モスク、市場を観光。市場は工事中で一部閉鎖されていましたが、隣接している卸売市場?の雰囲気を垣間見ることができました。

夕方の高速鉄道でタシュケントへ戻り、この日は少し良いホテルに宿泊。旅の終盤で疲れていたので、日本円で1万円程度の快適なホテルを選んで正解でした。


8日目:タシュケント観光と帰国便|最終日の過ごし方

最終日はタシュケント観光。地下鉄に乗ったり、バザールや美術館、公園を巡ったりしました。ただ、この時点でかなり疲れが溜まっており、少し無理をしたせいか帰国後に風邪を引いてしまいました。

タシュケントは首都とはいえ、主要な観光地は短時間で見切れるので、午前中はホテルで休養し、午後から観光するくらいでちょうどよかったと思います。夜22時発の便に乗り、帰国の途につきました。


まとめ:ウズベキスタン旅行は9日間で主要都市を効率よく回れる

今回の旅を通じてわかったのは、9日間あればウズベキスタンの主要4都市を効率よく周遊できるということです。

国内線と高速鉄道を組み合わせることで移動に無駄がなく、それぞれの都市を1〜2日で楽しめます。夜行列車でタシュケントからヒヴァに向かうプランをよく目にしますが、そのルートはサマルカンドもブハラも一度通過することになるので、時間がもったいないです。初めての周遊なら今回のプランが現実的で再現性が高いと感じました。

ガイドブックだけではつかみにくい距離感や日程感も、この記事を参考にすれば安心です。次の旅の計画にぜひ役立ててください。

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