ウズベキスタン旅行はいくらかかる?
ウズベキスタン旅行は、9日間・一人旅・個人手配で総額約23万円で実現できました。
「ツアーは高いけど、個人で手配すると実際いくら?」という疑問に対して、私自身の体験をもとに支払った金額の一次情報をすべて公開します。
9日間一人旅の総額と内訳の全体像
- 旅行日数:9日間(現地7日間)
- 訪問都市:タシュケント、ヒヴァ、ブハラ、サマルカンド、シャフリサブズ
- 旅のスタイル:一人旅・個人手配、今回はゲストハウスやホステルには宿泊せずホテルのみ
- 移動手段:国内線、鉄道(アフラシャブ号含む)、タクシー
総額はおよそ23万円でした。
国際線に大きく費用がかかる一方で、現地の交通費や宿泊費は圧倒的に安いのが特徴です。
費目 | 金額 |
---|---|
航空券(成田⇄タシュケント) | ¥124,010 |
航空券(タシュケント→ウルゲンチ) | ¥9,261 |
鉄道切符(ヒヴァ→ブハラ・寝台列車) | ¥1,694 |
鉄道切符(ブハラ→サマルカンド・アフラシャブ号) | ¥951 |
鉄道切符(サマルカンド→タシュケント・アフラシャブ号) | ¥1,313 |
eSIM(Airalo 15日/2GB) | ¥629 |
ホテル(タシュケント・到着日) | ¥5,000 |
ホテル(ヒヴァ) | ¥8,000 |
ホテル(ブハラ) | ¥7,500 |
ホテル(ブハラ) | ¥7,500 |
ホテル(サマルカンド) | ¥6,000 |
ホテル(サマルカンド) | ¥6,000 |
ホテル(タシュケント・最終日) | ¥12,000 |
海外保険 | ¥5,100 |
スーツケースレンタル | ¥8,184 |
費用内訳を徹底公開

航空券にかかった金額
- 成田⇄タシュケント(アシアナ航空/仁川経由):124,010円
- タシュケント→ウルゲンチ(国内線):9,261円
👉 国際線が費用の半分以上を占めています。
鉄道チケットの実際の料金
- ヒヴァ→ブハラ(寝台列車):1,694円
- ブハラ→サマルカンド(アフラシャブ号):951円
- サマルカンド→タシュケント(アフラシャブ号):1,313円
アフラシャブ号は新幹線のように快適で、当時は1,000円前後という驚きの安さでした。ただし最近は値上がりしたそうなので、予約時は公式サイトでの確認が必須です。
ホテル7泊の宿泊費とリアルな滞在感
- タシュケント(到着日/5,000円) 深夜到着・翌朝早朝便のため寝るだけ用途。設備は必要最低限。
- ヒヴァ(8,000円) 旧市街へのアクセス良好。スタッフが非常に親切で、旅序盤の安心感がありました。
- ブハラ(7,500円×2泊=15,000円) 朝食付きで雰囲気は良かったものの、水回りは古く「許容できる」レベル。価格を考えれば妥当。
- サマルカンド(6,000円×2泊=12,000円) 清掃・Wi-Fiは問題なし。水回りは「まあまあ」。トイレは水流が弱く、流すのに力が必要。ドアの鍵の立て付けも甘く、日本基準では小さな不便さがありました。
- タシュケント(最終日/12,000円) 旅の疲れを癒すために中級ホテルを選択。部屋は広く快適で、最後にしっかり休めました。
👉 合計:52,000円。地方都市は比較的安めですが、水回りや設備にクセがあるのが実際の印象です。
通信費・海外保険・スーツケース代
- eSIM(Airalo 15日間/2GB):629円
- 海外旅行保険:5,100円
- スーツケースレンタル:8,184円
👉 eSIMは事前に日本で購入したため、到着直後から快適に利用できました。
食費・水・タクシーなど現地の物価感覚

- 食費:一食500〜1,000円未満が基本。観光エリアの中はやや割高なところもあります。
- 水(500mlペットボトル):スーパーで約20円、観光地では40円ほど。買う場所で価格は倍近く違うので注意。
- 市内タクシー(Yandex Taxi):短距離200円、長距離でも400円未満。
- 日本の回線ではクレカ登録不可だったはずなので、現金払いのみになります。
- 乗り合いタクシー:サマルカンド⇄シャフリサブズ往復は結果的に約5,000円を支払うことになり、ややぼったくられた感覚がありました。
👉 食費と交通費は日本の3分の1程度。総額を抑えやすい大きなポイントです。
両替の注意点と実際の体験談
- 空港で両替するのが安心。銀行の公式レートで両替になります。両替した際は必ずレシートを受け取り保管しましょう。スムからドルに再両替するにはそのレシートが必須です。なお、スムからドルの両替は、まとまった金額でないと不可の場合もあります。
- ホテルでも両替は可能でしたが、レシートは出ませんでした。
- 街中では「Money exchange?」と声をかけてくる人もいますが、闇両替は違法なので応じてはいけません。
ウズベキスタン旅行の費用を抑えるコツ
- フライトは比較検討して早めに購入
- 宿泊は地方都市ならコスパ良し。ただし水回りは日本基準を期待しない
- 都市間移動は鉄道の公式サイト予約が安心で安い
- 市内移動はYandex Taxiを現金払いで
- eSIMは日本で準備しておくと到着後すぐに使える
- 両替は空港や銀行で公式レート・レシート必携
まとめ ― 一人旅初心者でも安心できるコスト感

私の9日間の一人旅は、総額約23万円で収まりました。
- 国際線が高額でも、現地の費用は日本より圧倒的に安い
- 宿泊は価格相応。地方は水回りや建付けのクセを理解して選ぶ
- 移動は鉄道・Yandex Taxiを活用すれば低コスト
- 両替や通信の準備を整えれば、大きなトラブルはありません
数字と体験談をまとめて振り返ると、「思ったより安く行ける」ことが一番の発見でした。ウズベキスタンは、一人旅初心者でも安心して楽しめるコスパの良い旅先です。